トマトは夏場が一番おいしいと思われていますが、高温多湿にはむいていないため、初夏（４～５月）と秋（９～１０月）が旬といわれます。
トマトペーストとはトマトを生のまま、または加熱したものを濃縮したもの。味付けされていないので多くの料理に使用出来る。塩は加えてもよいですが、加えないで作るとトマト本来の甘さや風味が味わえます。裏ごしをしてピューレーにしてもよい。どちらも皮は加熱しても固く食感がよくないので取り除くことが多いですが、生のは合いは皮付きで食べる事が多く、栄養価もあり細かく切ってそのまま種も一緒に調理すれば無駄なく利用できます。



【材料】　　　　　　　　　　　　「下処理・備考」
完熟トマト・・・・５００ｇ　　　熟れていない場合は数日常温に置き完熟させる


【作り方】
○ トマトを洗う。
○ ヘタ、傷んだ部分を取る。
○ 皮付きで薄切りにして細かく切る。（種もそのまま使用）
○ 鍋に入れ、トマトが煮溶けるまで加熱する。（途中よく混ぜる）

※濃度が出るまで煮詰める。
※ハンドミキサーで細かく砕くこともできます。


【保存】
｛瓶詰め｝
○ 密封出来る耐熱容器（ビンなど）に詰めしっかり蓋をして２０～３０分程度加熱する。（煮る、蒸す）
○ 自然に冷却。
※詰める場合は空気が残らないように詰める。空気が多いと変色する可能性があります。

｛その他｝
○ 丈夫なパック等に詰め冷凍する方法もあります。

※完熟トマトは程良い甘さや酸味がおいしいですが、加熱して濃縮すると酸味や青臭さが緩和され、甘さが旨みに感じるようになります。
※ピッツァ・パスタ・ミネストローネ・チキンライスなどケチャップを使用する料理に使用できます。
※最近ではうどん・ラーメン・すき焼きなど煮込む時間が必要ないので使い勝手がよい。